SBIでIPOが当選するのは都市伝説だと思ってた
今までメインで使っていたSBI証券。SBIチャレンジポイントという、そりゃもうすんげー制度があって、IPO当選に憧れる人達を引き付けてやまなかった。当然私もその一人で、来る日も来る日もIPOに申し込み続けていたが、普段の行いが悪い私は当然?当選する事はなく「おい、本当にこれ当たるのか?夜の出店のくじ引きじゃないだろうなあ(ぷんすこ)」などど文句を言いながら、申し込みだけはしていた。そして時は来た。
ROBOT PAYMENTが100株当選!

今まで疑って本当にサーセンでした!
IPO当選と同時に引退の理由とは
今回の当選、もちろんIPOチャレンジポイントを使った。567Pで100株なので全然割は良くない。だが、そうしてでもポイントを使い切りたい理由があった。
チャレンジポイントを消化して引退したい
これが真相である。なぜかというと、ここ数年のチャレンジポイントの当選ラインがどんどん上がっている事にある。過去を振り返ると2019年ぐらいにSランク評価だった株は大体300P台で当選できたが、今は500P以上がデフォになりつつある。その理由は簡単で、ポイントが蓄積して非当選の人達が増加した結果、800Pとか1000Pとか保有している人たちがゴロゴロいる事に起因している。そしてそういった人達がポイントを使用して吐き出さない限り、ボーダーは下がる事が無い。しかし、システム的にそういった事を望むのは非効率である。このまま当たりもしないポイントを貯めて行くのかどうするのか?迷った結果、ポイントを吐き出して実利を取る事にした。
戦線離脱を決意したもう一つの理由
実はSBIのIPO戦線離脱を決意したもう一つの理由がある。
前にツイートしたけど、初値高騰が抑制されるようになる=IPOチャレンジポイントの価値が落ちるって考えてるから、最近はバシバシポイントを使って当てに行ってる。それでも当たらないんだけどwhttps://t.co/BL0q81ReoO
— ヤリ手ジジイ (@yaritejijii) September 14, 2021
リンク先の日経の記事を見て頂ければ分かるが、IPOの初値形成に大きな向かい風が吹く可能性が出て来たのだ。今までは、初値高騰がIPOに当選した投資家の利益に繋がる構造になっていた。しかし、本来であればこの高騰する分は、上場企業の資金調達に回るのが本筋である。そして、公正取引委員会が絡んで問題の解決に動き出したという事は、今までのシステムにメスが入る事が予想される。これがどういう事を意味するかと言うと、
IPOの初値が高騰しにくくなる
という事。もっと言い換えると、IPOチャレンジポイントの価値が下落するという事に繋がりかねない。私はそれを危惧して離脱する事を決めた。今後、実際にIPOの制度がどうなるかは分からないが、現状のシステムから企業寄りに改善しようという動きがある以上、私はポイントの価値が落ちる前に実利を取る事を決めたのだ。それに、IPOチャレンジポイントをシコシコと貯めるより、長期投資に力を注いだほうが儲かる。現時点で頑張ってポイントを貯めてる方も、これからポイントを貯めようとしてる方も、一つの考えとして参考にして頂ければ幸いである。