桃井さんもピンチはチャンスって言ってた
先日、観音様で有名な大船へ行った時のお話。地元の商店街は人通りも多く、コロナ禍を感じさせない人出だった。ちょっと見ない間に新しい飲食店も数店出店しており、この街の新陳代謝の早さを感じた。商店街の街並みを見ながら「こんな時でもビジネスは動いてるんだな」と感心しながら歩いていたところ、目の前に見慣れた店舗が見えた。そう、あの焼肉ライクである。私もたまに利用させてもらっているのだが、その立地がまた素晴らしかったのだ。素人目にもよくわかる人通りの良い場所で、おまけに角地。私も不動産をかじっているため「これだけの立地は普通だったら空かないよなあ」などと思いながら、お店をジロジロ眺めていた。そこで思い付いた事は、
新規出店するという事は退店した店舗があったという事
すごく当り前ではあるがこの事実を目の当たりにした。事情は何であれこの好立地を捨てざるを得ない人達がいて、逆にこのご時世に出店した焼肉ライクがいる。文字通り焼肉ライクにとっては大チャンスになったのである。
お金は余裕の無い人から余裕のある人へ引っ越す
この出来事を投資に置き換えてみる。今日のような株価の調整を受けた時、信用フルレバの人は基本的にダメージを受ける。そう、ある意味ピンチである。逆に直近の株価が高いと判断して余力を保っていた人にとってはチャンスである。何なら続落して大暴落のコンボになったほうが嬉しいに決まっている。なぜなら余裕があるから。このように、
誰かにとってのピンチは誰かにとってのチャンス
だと言えよう。ちょっと地合いが良いからとレバをかけ、軽い調整で悲鳴を上げるようなポジションではなく、他人のピンチが自分のチャンスになるような余裕のある投資を心がけたいものである。