地合いが良くても悪くても現れるのがやつら
私が株を始めた頃からずっといるのが、
貴方のお金を増やしてあげるよマン(またはウーマン)
である。その時代に合ったセールストークはあれど、やる事は変わらない。目的は貴方のお金を盗みに来ること。では、どんな人が引っかかりやすいのか考えていこう。
こんな人が引っかかりやすい
ネームバリューや実績に弱い人
ツイッターやSNSで有名な人からコンタクトが来ると、舞い上がってしまう事もあるだろう。また、投資初心者は何となくお金持ちの雰囲気を醸し出す人には弱い傾向がある。やつらはそこを突いてくる。

お金が減ってる人
例えば貴方が200万円を自分で運用していたとしよう。一生懸命やっていたのに100万円に減ってしまった。そんな時に「私に預けてくれたら、お金増やしてあげますよ。一緒に取り戻しましょう!」と囁かれたらどうだろう。お金を預けるかどうかは別として、心が動くことは間違いない。

基本的な事に立ち返る
道端で通りすがりの人に「私にお金を預けてくれたら増やしますよ!」と言われて、渡す人はいるだろうか?もちろんそんな人はいない。警察に通報されるのがオチだ。しかし、これがSNSになると、
信じられないぐらい安易にお金を渡す人がいる
というのが現実だ。「まさかあの人に限ってそんな・・・」という被害者の言葉だけがむなしく響く。積み上げたアカウントを消すなど一瞬だし、電話番号なんて解約すれば終わりだ。貴方が警察や弁護士に助けを求めに行っても、事件に発展しないように巧妙に仕組まれた罠を解除するのは難しい。そして一番覚えていて欲しいのは、まともな投資家は他人のお金を運用するのが大嫌いだという事。
フォロワーさんにだけは言っておくけど、まともな個人投資家で他人のお金を預かって運用したい人間なんていないからね。身の回りで「増やしてあげる」なんて人がいたら100%詐欺だと思って欲しい。有名だからとかフォロワー数が多いからとか、全く関係ない。自分は大丈夫だと思ってる人ほど要注意!
— ヤリ手ジジイ (@yaritejijii) May 16, 2021
そもそも大前提として、日本では本人に代わって個人が資産運用をするのはアウトだし、本当に貴方を救いたかったらお金をあげたほうが早い。このように、投資の世界で見知らぬ誰かにお金を託すことは、
サバンナの野生のライオンにハグして、
噛みつかれて文句を言うぐらい愚かだという事

「私は信じてたのに!」とライオンに言ったところで、周囲は同情してくれない。そんな世界である。私のフォロワーさんに被害者が出ないように注意喚起をしたいし、お金の管理は自身でしっかりとやって頂きたいと思う。資金管理も投資です。