さてどうすっか?
「さてどうすっか?」これは私がミュージシャンになる夢を諦めて、現実を直視した時の言葉だ。音楽に全てのリソースを費やしていたため、夢から覚めて現実に戻った時に、冷静になって自分の分析をした。
歌が上手い→聞いた人は喜んでくれるがお金にはならない
学歴がない→社会人として生かせる程の学がない
お金→数十万円程度
資格→自動車免許と二輪の免許
職歴→あるわけない
しばらく頭を抱えて寝込みそうになった

自分の事をリストにしてみた結果、武器と呼べるものが全く無かったから。20代後半の人間にとってこれがどれほど残酷な事か。自分が選んだ道とはいえ、その結果が重くのしかかった。しかし、このまま絶望しながら生きていても意味がない。そこで、自分のスキルは置いといて、何を実現したいかを考えた。
仕事→納税はするが働きたくない
欲しいもの→特に何もいらない
やりたい事→自由な時間を確保出来ればそれだけでいい
人生の目標をまとめると、
働かずに自由な時間を得る
ここに辿り着いた。まあ、20代の健康な男子が考える内容としては、かなりふざけていると言える。しかし、これは私の偽らざる心の本音だった。ここは譲れないし、譲るのならば生きている意味が薄れてしまう。カップラーメンのお湯を注ぐ線の5ミリ上ぐらいまで入れて後悔した時ぐらい薄れてしまう。薄味のラーメンを我慢して食べるような人生。それは嫌だ。そこで「働かずに自由な時間を得る」ためにはどうすべきなの?を考えた。その時得た結論は、お金持ちになるしかない!
お金持ちのパターンを分析した
自分の目的とスキルが判明したので、あとはそこに辿り着くまでの方法さえ分かればいい。そこでお金持ちになれる方法を片っ端から調べた。当時はマネー誌を立ち読みして、色々な情報を仕入れたものである。そこでいくつかのパターン分けが出来た。
A ビジネスで成功する
B 不動産を持つ
C 株式投資で成功する
物凄くシンプルだが、私にはこの3つ以外にお金持ちになるパターンを見つけられなかった。なお、会社で出世してお金持ちになる方法も考えたが、職歴も学歴も無いし、何よりも自由な時間を確保出来ないので即却下した。勤め人の収入にも限界があるし。
あとは自分が出来る事と相談
お金持ちになれるパターンは大別出来た。あとは自分が出来る方法があるかどうかだ。
A ビジネスで成功する
これは成功の定義が広い。スモールビジネスでお金を貯めてもいいし、もっとスケールを大きく考えたら株式上場を狙ってもいい。だが私にはビジネスの才能や情熱が無い事は分かっていたし「働かずに自由な時間を得る」という目標からズレるので却下した。
B 不動産を持つ
これはのちのち実現したのだが、構想した当初はお金が無く定職にも付いていなかったので、融資等の資金面で問題がある事がすぐに判明。スタートの手段としてはふさわしくなかったので却下した。
C 株式投資で成功する
私が最終的に辿り着いたのがここ。職歴や学歴もなく、資金も信用がない私が最初に取れる方法として、一番可能性があるのが株式投資だった。またちょうどその頃、デイトレードという言葉が注目されていた事もあり、右も左も分からずにこの世界に飛び込んだ。その決断が今日に繋がっている。
自分の出来る事、やりたい事を基準にしてお金持ちになろう
ツイッターをやっていると聞かれるのが「何から始めたらいいですか?」とか「どうしたらいいですか?」といった質問を受ける事がある。それに対していつも思うのは、
別れた彼女のその後の人生並みに知らんがな\(^o^)/
という事。質問者にどんな背景があり、出来る事・やりたい事があるかは私には一切分からない。そういった人はそもそも投資なんてやるべきじゃないし、人に聞く前にやるべき事は自己分析である。自己分析といっても全然難しい事はない。メモを一つ取って、私のように自分が出来る事・やりたい事を箇条書きにしていけば答えは見えてくる。他人に聞くばかりではなく、やるべき事をしましょう。