昨日とは打って変わってトーンダウン
まずは昨日の記事で復習を。

昨日の時点では緊急事態宣言待ったなし!といった空気ではあったが、 本日はややトーンダウンといった感じになっている。理由としては日本の法制度上、緊急事態宣言が強制力を持たないという事に起因している。結局は政府からのお願いになるので、空気を読んで店を閉める企業と、背に腹は代えられない企業とで足並みが揃わないことが予想される。私の意見はこんな感じ。
こんな感じで緊急事態宣言は諸刃の剣で、個人的には副作用のほうが強すぎると思っている。日本には良くも悪くも私人としての権利があるので、政府が強制するのであれば補償をするべきなのだが、現状ではお願いはするけど補償はしないという形になっている。なので、大急ぎで特措法を改正すべきだが、感染拡大の今は法律の制定が遅れれば遅れるほど感染者が増加するというもどかしさがあるし、補償の裏付けとなる財源についても大揉めになるだろう。お金は空から降ってこないのだ。ただ、緊急事態宣言を発出するかどうかを考えていても仕方ないので、セクター予想やっぞ !
賢い読者とのお約束
読者には先に断りを入れておくが、私が述べる事は私見であり株価が上がるとか下がるとかを保証するものではない。あくまで一人の投資家の考えとして、参考にして頂きたい。ちなみに
きっちり実力を証明した上で本題に入る。
緊急事態宣言がおおむねプラスに働くセクター
まずは人の動きが止まるということで、思い浮かぶのは巣ごもり。外で済ませていた用事を家の中で済ませるという動きが加速するだろう。それに関連した、倉庫・物流系も恩恵があると予想される。また、日常生活品を買いだめに走る動きも予想されるため、意外と自分の身近なスーパーでも再度の特需になる可能性がある。なお、DX系は私が良く分からないので割愛する。
小売り・スーパー系
3038 神戸物産
8267 イオン
3080 ジェーソン
3199 綿半
EC系
2484 出前館
3182 オイシックス
3064 モノタロウ
3134 Hamee
3665 エニグモ
倉庫・物流系
9325 ファイズHD
9326 関通
9090 丸和運輸機関
9143 SGホールディングス
9064 ヤマトHD
非対面のネット販売が追い風という意味で
7157 ライフネット生命保険
緊急事態宣言がおおむねマイナスに働くセクター
大雑把にまとめると、対面式・体験型・接触型・エンタメ系・不要不急といったビジネスは敬遠されやすい。もっと具体的に言うと、飲食 ・旅行・空運・ 鉄道・ イベント系など。
影響の大きい旅行系(特に対面販売型)
9726 KNT
9603 HIS
エンタメ・イベント系
7860 エイベックス
4301 アミューズ
4661 OLC
4301 アミューズ
9625 セレスポ
2173 博展
4767 TOW
飲食系
7674 NATTY SWANKY
3547 串カツ田中
3193 鳥貴族
3197 すかいらーく
7581 サイゼリヤ
8179 ロイヤル
空運・鉄道系
上場済みJR4兄弟(4姉妹でも可)
9201 日本航空
9202 ANA
接触型サービス
6574 コンヴァノ
あとは自分で探して!
上場企業が3000社以上あるため、対象となる全ての企業はリストアップできない。なので、自分の投資先は各自で調べて見つけてほしい。そして一つ付け加えたいことは、
セクターの括りは同じであっても、個別企業で異なる動きをする
可能性があるという事。例えば飲食セクターでも自己資本比率が高かったり、焼肉をメインでやってる企業と居酒屋がメインの企業とでは、受ける向かい風の強さも変わってくる。もし、読者の方が逆張りで投資する予定であるならば、そういった点も吟味してほしいと思う。明日の大発会まではまだ時間がある。ゆっくりと検討してみて下さい。