7196 Casaに文春砲が炸裂!今後株価はどうなる?
家賃保証大手の一角 、(株)Casaに文春砲が炸裂した。経緯に関しては文春オンラインで詳しく報じているのでそちらをご覧いただきたい。Yahooのトップに載っちゃったし、
Twitterのトレンドにも載ってしまった。
既存株主からしてみれば「OH、何してクレメンス\(^o^)/」といった感じで、怒り心頭だろう。株価は7%以上も下落し、 このセクターでは珍しい下落率となっている。同じような事業展開をしているジェイリース・安心保証・イントラストも見事な連れ安を食らっている。 同じセクターなので連想売りが働いているようだ。
パワハラダメ絶対!
文春の報道内容によると
「電車に飛び込まんかい」
などの暴言を中心に、告発者に対して罵詈雑言を浴びせている。中でも私が気になったのは、
「来い来い!俺も輩は輩で何人もと付き合っとるから」
この言葉である。投資家ならご存知だと思うが、上場企業は反社会的勢力とのつながりには非常に厳しい視線に晒されている。実際にこういった関係が発覚すれば役員の辞任は当たり前、 最悪は上場廃止という結果を招きかねない。 部下に対しての暴言程度であれば、謝罪の上役員報酬の返上等でうまく切り抜けられるかもしれないが、反社会勢力との付き合いを匂わすような発言は真実か否かを問わず、上場企業の代表取締役としては不適切であると考える。
企業としての着地点は?
文春の取材に応じた取締役陣の回答も相当問題があるとは思うが、今回は株価の推移のみに着目したいと思う。私が考える落としどころとしては、
社長が引責辞任をするかどうか
これだけである。 理由としては以下の通り
また、株主構成を見る限り過半数を握っているオーナー株主ではなく、
JBレスキシステム109万株
日本マスター信託口104万株
自社(自己株口)86万株
リコーリース80万株
日本トラスティ信託口74万株
ステート・ストリート・バンク&トラスト50501967万株
ゴールドマン・サックス・インターナショナル60万株
アント・カタライザー4号投資事業組合59万株
宮地正剛54万株
MSIPクライアントセキュリティーズ51万株
結構外資も混ざってる。当然今回の報道に関しての経営陣への問い合わせをしてるだろうし、株主提案にまで発展する可能性も無いとは言えない。 もし、社長の続投継続になれば企業的なイメージが下がったまま事業を継続していかねばならず、顧客離れも起こしかねない。
株価はどうなる?
この文章を執筆中にCasaから適時開示が出た。どうやら現時点での反社会勢力とのつながりは否定した上で、第三者機関に調査を依頼する模様。 こうなってくると第三者機関の発表が出るまではモヤモヤした展開になりそう。 ただ、現時点で重要な事が一つあり、同社は12月8日に第3四半期の決算発表を予定していて、この決算内容によっては下げ止まりする可能性が高いと思っている。ケースバイケースを簡単に予想してみた。これはあくまで私の予想なので参考程度に止めて欲しい。
A 3Q決算良好×社長の辞任=株価は上げる
B 3Q決算良好×社長は辞任せず=底堅い値動き
C 3Q決算悪い×社長の辞任=アク抜け
D 3Q決算悪い×社長は辞任せず=弱含み
個人的にはこんな考えで株価を見ている。適時開示が出るまでは、
第三者機関の調査なしで社長が即時辞任×株価爆上げ
を想像していたが、即時辞任が無さそうなため今後の株価の不透明さは増すばかりだ。今回はCasaを題材にして取り上げたが投資先は他にもたくさんあるので、下手にこだわって大損ぶっこかないようにご注意願いたい。また、いつも言っているが私が書いているような株価推移になる保証は全くないので、投資は自己責任でお願いします。