朗報!コロナ禍でも無駄なくしっかりやっていた!
オリックスが1Qの決算を発表した。 長期投資家は決算短信の最初の数字を見て、ガッツポーズをしたり、血の気が引いたりする生き物である。 私も何度かパソコンのモニター前でフリーズしたことがある(実話) そんなわけで、皆さんの大好きなオリックスの決算を読み解いてみたい。まずは数字を。
パッと見た瞬間「あれ、これは・・・ホルダーは救われた?」と思った。私もオリックスに詳しいわけではないのだが、他社の決算や減益幅を見ていたので、 もっと悪い数字が出てくるものと考えていた。だが、数字からはそういった印象を受けなかった。むしろ健闘したのではないだろうか。一つ一つ数字を読んでいこう。
良いセクターと悪いセクターがあった
この文言を要約すると、
色々あったけど、トータルで頑張ったYO!\(^o^)/
という事。このご時世なので、すべてのセクターで減収減益もあり得たわけだが、
事業投資・保険部門が大健闘。コングロマリットとしてのメリットが、発揮されたと言えよう。こうやって事業を見てみると、分散投資の見本みたい(笑)
みんなが一番心配していたのは、そうだね。アレだね。
まあ、巨大企業ゆえ、数字的なものは各自色々と妄想していたとは思うが、一番心配だったものはみんな共通ではないだろうか。そう、
配当・・・(ブルブル)
無駄なくしっかりやる以上、株主還元もしっかりしないとね(にっこり)。そんなことを考えつつも、この未曾有の状況下では配当を出さなくても仕方ないという空気もあって、直近まで株価は弱含んでいた。しかし、
中間配当クルーーーーーー!
やっぱ金だろ、金!というわけで中間配当の実施はされるとのこと。 減配や無配の可能性を織り込んでいたため、株価には大きな追い風となるだろう。また、決算説明資料の方には既存株主に対して頼もしい言葉が。
21.3期に限り、配当性向を 50%まで引き上げ
自社株買いの検討は、コロナ収束後に行う
これは株価を下げさせないぞ!頑張るぞ!と言う、経営陣の強い意志を見て取れる。実行に移せるかどうかは別として、ホルダーには勇気づけられる言葉だし、空売り勢には大きな牽制となるだろう。
しかし、YJJが唯一気になった点・・・
ここまでの決算を見ると「オリックスよく頑張った!」で感動のフィナーレとなりそうだが、そこは重箱の隅をつついて穴を開けてしまう我がブログ。高配当株投資家が許しても私が許さない。短信の中で気になる点が。
航空機関連のリース部門。セクター別では最も減益幅が大きかった。皆さんもご存知の通り世界の航空業界は、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされている。コロナの影響が長引けば、このセクターの損失が更に膨らむ可能性はある。ただ、他のセクターに比べて事業に占める割合が低いので、それほど神経質になる必要はないかもしれない。保険セクターとかが引っ張ってくれるかもしれないですしおすし。
今後株価はどう動く?
1Qの決算を見て、悲観して投げ売りする株主は少ないのではないだろうか。また、中間配当も実施され、自社株買いについても言及しているので、期末配当を睨んだ底堅い値動きになると予想。 あくまで私の予想なので、自己責任で投資をお願いします。
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