JR4兄弟の株価が悲しみのズンドコに・・・
JR東日本・JR西日本・JR東海・JR九州。私はこれら4社をまとめて、JR4兄弟と呼んでいる。なぜ兄弟なのかと問われれば、特に意味はない。 とにかくこの4兄弟の株価が、悲しみのズンドコに落とされている。まずは株価をチェック。
JR東日本

おんぎゃあ \(^o^)/
JR西日本

おんぎゃあ \(^o^)/
JR東海

おんぎゃあ \(^o^)/
JR九州

おんぎゃあ \(^o^)/
ベビーブームが来ちゃうんじゃないかと思うレベルの、おんぎゃあラッシュ!
Q:なぜ下がってるの? A:コロナでしょ!
ぶっちゃけ、今までJRに乗ったことがない日本国民はいないであろう。それぐらい 国民の日常生活に根ざしているJR各社。これほどの巨大インフラがウィルスで暴落するなど、1年前に誰が想像できただろうか。今回の暴落は、ステイホーム・テレワーク等、人々のあらゆる移動が減少した影響で、旅客収入が激減した事が起因している。
PBR?ムダムダムダああああ!
各社の株価をPBRベースで考えてみると、ほぼ4社ともPBR1倍を割っている。株初心者向けにこの状況を説明すると、JRを解散させて現金化した方が価値があるという状況になっているのだ。一般的なバリュー投資で考えれば、非常に割安な水準と言えよう。
だがちょっと待ったああああ!(つばぺっぺ)
PBRで考えれば確かに割安ではあるが、こういうインフラ系企業の最大の欠点は、解散できないことである。これはどういうことかと言うと、会社を解散させてしまうと鉄道がなくなってしまう。つまり、交通インフラが消滅してしまうということである。これは非現実的だ。また、資産のほとんどが流動性の低い土地だったりするので、現金化しにくい。例えば、現金を確保するために「JR渋谷駅の土地を部分的に売りに出そう!」と思ったところで不可能なのである。土地の価値があるからと言って、改札口の2レーン分だけ売却して現金に変えるといった事は無理。つまりJRの資産というのは
絵に描いた餅

である。よってPBRベースで割高割安を論じても、はっきりいって意味がない。切り売り出来ないのだから。
JR復活の鍵は旅客収入の回復にあり
JRのビジネスモデルを簡単に表現すると、 交通インフラという固定資産を利用した金のなる木である。

基本的に競争相手はなく、半永久的にキャッシュを生み出す優良企業。ただキャッシュを生み出すにはお客さんが利用してくれなければいけないわけで、コロナ禍での移動減少で収入が減るの当然である。だが、ビジネスモデルとして優秀であるので、 コロナ前の世界に戻る可能性があれば、投資対象としては魅力的である。
逆張りのタイミングは?
読者が一番気になっている点は、どこで買えばいいの?ということではないだろうか。この問題について、逆張り一筋やばたにえんの私の考えをお伝えしたいと思う。私の経験上、こういった暴落時は大体3パターンに大別できる。
1 V字回復

これは、当初は売りに押されるが決算やその他の内容が見直された結果、買いが入って株価が回復するパターン。増収減益で先行投資型の会社にこのパターンが多い。ただ、今のJRの場合は難しいと思う。
2 下げ止まって横横

材料が出た後下げるまで下げて、売りがおさまって落ち着くパターン。その後は好材料も悪材料もなく、横横のまま時が過ぎていく。岩の心電図になりやすい。
3 下げ止まったと思ったらさらに下落

これは一旦下げ止まったが、再度の悪材料で安値を更新してしまうパターン。逆張りで最も恐れないといけない形。逆に言えば、安値更新しそうな初動で売ればリスクは小さい。大型株であまり見ない形かも。ただし、新興企業ではザラ。
先に言っておくが、短・中期の逆張りの場合は需給を見極める能力が大きく物を言う。なので、私だったら出来高とチャートを見て売買をする。また、PBRは見ない。絵に描いた餅だということは説明したし、こういう状況下ではPBRが0.9から0.8になっても企業の状況は変わらないから。よって、
1 出来高が最高に膨らんだ時を待つ
(難易度ゲキ高だけど、リターンもでかい。上級者向き)
2 株価が横横になって出来高が細った時
(下げ止まればそんなに怖くない。初心者向き)
この辺が買い時じゃないかと個人的には思う。あとは、ワクチン開発が成功したとか国内のコロナの感染者数が激減したとか、そういった外的要因で株価が変動すると思うので、一気に買い付けるのではなく状況に応じてポジションを構築すべし。
タメになったら読者登録を尾根ギアします
成長株投資のおススメ本!
⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩