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時価総額についてつぶやくと、初心者からの質問がパない
お久しブリーフ!僕はゴムなしのブリーフ。
履き心地いいよ!
YJJ一押しのアイテムをご紹介したところで本題。以前、Twitterで時価総額の事についてつぶやいた。そしたら普段はシャイなあんちくしょうたちが、 ここぞとばかりに返信したり、DMをしてきたりした。
「時価総額って何ですか?」
「時価総額をどうお考えですか?」
などなど、普段はノーリアクションでROMってハニー状態でフォローしてくれている人たちのリアクションが凄かった。私の場合は投資をする際に、当たり前のように時価総額で考えていたのだが、 初心者の人たちからするとそうではなかったらしい。これは結構本気でびっくりした。もし、質問の主が男性だったら、
「え、じゃあ何を基準に買ってるの?物買う時に値段見ないの?金持ちなの?」
と言いたいし、
質問の主が女性だったら、
「そうだよね。わからないよね。難しい事だらけだよね。初心者なんだから
分からなくて当たり前!僕が分かるまで教えてあげるからね(にっこり)」
という、 圧倒的な扱いの差で対応したいと思う(通常運転)
質問を聞いていて、初心者が陥りがちな事に気がついた
大体、質問の内容的には似たようなものだったが、聞いている内容をまとめてみるとすぐに問題の本質が見えてきた。
「もしかして この子達は、株価だけしか見てないんじゃないか?」
という仮説。さすがに株価を見ないで売買をするということはあり得ないわけで、でも時価総額の存在を意識したことがない。そうなると、目の前にある株価だけで判断しているのではないかと思った。確かに売買するスタイルによっては時価総額は関係ないケースもある。
例えば、スキャルピングやデイトレには、時価総額の概念よりも反射神経や株価の動きを考える方が実利がある。
しかああし!(つばぺっぺ)
私が推奨している長期投資においては、 時価総額の概念は外せない。では、次の章で時価総額について考えてみたいと思う。
ビジョナリーホールディングスとイワブチで比較してみる
ここに二つの異なった株価の会社がある。一つは、605円のビジョナリーホールディングス。
もう一つは、 10670円のイワブチ。

売買経験がある株初心者の人は、ほぼ間違いなく後者のイワブチのほうを「高い!」と言うだろう。なぜなら基本的に100株単位の売買になるわけで、イワブチを100株購入するためには、最低でも100万円以上必要になる。反対にビジョナリーは6万円から買える。ここだけを読み取ってしまうと、
イワブチ=高い
ビジョナリー=安い
ということになりかねない。それでは初心者から脱出できないので、それぞれの株を時価総額で考えてみる。
イワブチ
株価 発行済み株式数
10670円×1100千株=約117億円
ビジョナリーホールディングス
株価 発行済み株式数
605円×25,160,115株=約152億円
あ~らビックリ、腰はギックリ、いつかはポックリ(理想)
後者の方が、時価総額は高いのである。
ということは証券市場においては、ビジョナリーホールディングスの方が評価が高いと言えるのだ。 どうだい一つ勉強になっただろう?
時価総額というのは、会社につけられた値段そのものである
このように株価そのものではなく、時価総額で考えるとかなり株への見方が変わったと思う。これを自分の持ち株にも当てはめてみてほしい。どれぐらいの評価をされているかが、数字で分かるようになる。これができるようになれば、同業他社との比較も可能になるし、全く違う分野の会社でも評価の比較をしやすくなる。
時価総額で考える癖をつけよう
ここまでで、簡単に時価総額の考え方を書いた。そして私が強調したいのは、
長期投資をする時は、必ず時価総額で考える
ということである。時価総額というのは、現時点での会社の評価であり、この高い安いがあなた自身の利益に直結する。つまり、自分の投資先の時価総額を知らないということは、
あなた自身が、会社の価値を理解していないという事
になる。当然、株価というのは毎日上下するわけだが、時価総額を覚えておくだけでも、売られすぎや買われすぎといった判断が出来るようになる。それができるようになれば、なんちゃらショックの時にも冷静でいられるし、みんながバブって浮かれてる時に、ひっそりとパーティーを抜け出すこともできる。このように、時価総額を理解していて損はない。今まで時価総額で考えていなかった人は、是非そういう視点で投資を行ってほしいと思う。