マザーズに激震走る!
去る12月13日の金曜日。久々にオカルトチックな曜日の組み合わせとなったが、引け後の適時開示でマザーズ市場に衝撃が走った。
リリース内容としては、北米での慢性期脳梗塞を対象とした再生細胞薬「SB623」の共同開発及びライセンス契約の解消について、となっている。ざっくり説明すると、大日本住友製薬株式会社との共同開発&ライセンスの解消を発表した。バイオ関係は全くの素人の私でも、大手との契約解消がどれだけ重要な事かは容易に想像ができる。
IRの発表を受けて、サンバイオのPTSは当然ストップ安張り付き。また、サンバイオの連続ストップ安を暗示するが如く、マザーズ指数先物も大幅に下落している。
週明けのマザーズはファザーズになりそう?
一応月曜日からのマザーズの動きを想定すると、
1 バイオ関連株が連れ安
2 マザーズ指数の下落に連動して、個別銘柄も下落
3 追証資金の確保のために、無関係な株の売却が加速
ざっと以上のようなことが想像できる。つまり、 当事者であるサンバイオホルダーを震源地とした、株価下落の連鎖が起きる可能性がある。特に短期売買で持ち越した人間は、損失の拡大を嫌って成り売りをする事が予想される。雰囲気って怖い・・・
人は冷静さを失うと、つんでもねー行動に出る
ここで面白い事が起こる。急激に株価の下落が進むと、人間はなんとなく恐怖を 感じるようになり、 今ある資金を確保すべく市場の雰囲気に負けて持ち株を売却してしまう傾向がある。
しかああし!(つばぺっぺ)
市場が開いていない今だからこそ考えて欲しいのだが、 当事者であるサンバイオ自体が値下がりするのは分かる。百歩譲って似たようなバイオ関連株が下がるのも分かる。だが、全くバイオと関係のない銘柄まで下がるというのは、ちょっとおかしくない?例えば、醤油ラーメン・味噌ラーメン・塩ラーメンの各専門店が並ぶ店舗があったとする。
醤油ラーメン店は1ヶ月前に廃業。今月味噌ラーメン店が廃業予定。じゃあ、次は塩ラーメン店が廃業?などと考えつきそうなものだが、そもそもこの三店舗は扱う食材が被っているだけで、業績は全く別物だ。確かに同じラーメン屋というくくりではあるが、塩ラーメン店がめちゃめちゃ美味しくて優秀な経営者が運営していれば、そのお店が潰れることは考えにくい。
でも、 人間は冷静さを失った時、塩ラーメン店の株さえも売ってしまうケースがある。ここでさらに冷静に考えてほしい。
めちゃめちゃ美味しい塩ラーメン店の株が、
他店の閉店の連想売りを浴びた時、
投資家として何をすべきか?
答えは分かるね?ニヤニヤ特に、バイオ以外の銘柄で連れ安が発生した場合、誰がどう考えても
天与の買い場にしかならない(キッパリ)
マザーズ指数の影響が個別銘柄にどこまで波及するかまでは不明だが、欲しい株が欲しい価格で買えるチャンスになるかもしれない。雰囲気に負けて株を売った後に後悔しないよう、市場が開いていない今こそ、 冷静に戦略を練っておきたい。

