
こういう時に、
「含み益20万円まであったのに・・・」
とか、
「逝って来いじゃん」
とか、野次を飛ばしてはいけない。
なぜなら、
自分が一番よく分かってるから orz
買ってから昼寝するだけで、4万円貰える仕事が他にあるかっつーの!

プラスで終えられた事を、素直に喜びたい。というわけで本題。
目次
やはり、勝てる優待&配当狙いは、資金の動きが早い!
ニチリンは独立系自動車ホースの大手で、四輪車や二輪車のブレーキホースを扱っている会社。ただ、自動車系と聞くと、やはり景気との連動が気になってしまう。早速株価を見てみた。

私の調査時点での株価は、1,482円。8月下旬まではバリュー関連の株が弱かったが、9月に入ると景色が一変。文字通りV字回復という言葉以外見当たらないような、見事な回復を見せている。
この時は、資金的にもちょうどバリュー株に流入するようになったので、その追い風を受けて、現在株価は好調な動きを見せている。また後付けにはなってしまうかもしれないが、配当の時期を考えても、12月の先取りで動き出しているという事も、十分に考えられる。いずれにせよ、株価は底打ちしたと思ってよいだろう。
ニチリンは中間・期末、年に二回の配当
この会社の権利確定月は、毎年6月と12月の年2回となっている。今期は中間配当30円、期末配当は30円との予想。クッ・・・・。
また期末配当だけにぶち当たってしまった orz
一括配当でガッツリ取れないと妙味が・・・。と、嘆いていた私に、まさかの朗報があああ!

優待は、みんな大好きクオカード!しかも保有数で変化!
絶望に打ちひしがれていたYJJ。しかし、会社のHPを読むと、そこにはこんな事が書かれてあった。ニチリンのHPより引用

ニチリンさん、やるじゃない(にっこり)早速これを利回りに引き直してみる。
株価 1,482円で設定

はい、微妙ですね(ゲッソリ)

今回のケースは投資額が大きくなるほど、総合利回りが落ちるというパターン。ただ、逆に言えば少額で投資する人にとっては、利回りの向上が見込めるので、小口で分散投資したい人にとっては、嬉しいのではないかと思う。 念のため、年間を通じての利回りも記載してみた。

ニチリンさん、やるじゃない(手のひら返し)

この数字になると、拾った株価によっては相当なリターンが見込める。期末&クオカード狙いの組み合わせよりも、一年を通じて保有するという事のほうが検討に値する。
直近の業績推移は?
2014年度から現在までの業績は、470億円から620億円程度で推移し、増収傾向である。ただし、今期は直近の決算に比べて若干の減益予想になっている。記事の最初の方にも書いたが、景気の影響を受けやすい業種なので、業績にある程度の幅が出ることは考えておいた方が良いと思う。
倒産や減配の可能性は?
ニチリンの自己資本比率は56.4% 有利子負債は、約20億円。
負債は、一期分の利益で全額返済できる水準なので、全く問題ない。
配当に関しても、毎年安定しているので、○○ショックとか無ければ大丈夫。
ニチリンのHPより引用

PER・PBR・各種指標をチェック
※10月3日時点
連結PERは6.1倍 バリュー株として考えても安い!
連結PBRは0.65倍 めっちゃ割安!
連結ROEは10.6% 普通よりちょっといいぐらい。
しかし、これらの指標は、今後業績が爆発的に伸びる可能性はない事を示唆している。
キャピタルゲイン狙い?インカムゲイン狙い?
現時点での株価は1,482円。期末30円+クオカード。
この優待&配当ベースでの利回りは、約2.69%
総合利回りの表で示したとおり、ニチリンの場合は、年間を通じて安く買って持つ。これが一番美味しい方法だと思う。よってここから検討するのであれば、バリュー株に資金が集中することによる
キャピタルゲイン狙い
が妥当ではないかと思う。総合利回りはちょっと厳しいね。
ニチリンは、こんな人におすすめ!
小口分散投資で、100株買って放置できる人
このパターンが一番恩恵がありそうに思う。個人投資家にとってはありがたい株ではないだろうか。
ニチリンを購入するに当たっての注意点
1 ここからの期末配当狙いは微妙
2 キャピタルゲイン狙いならありかも
3 出来れば、買って1年ほったらかしがベスト
4 米中貿易摩擦による、急激な業績の悪化に注意
この株、調べるまでは全く気が付かなかったが、個人投資家が入門用に100株買う株として、結構お勧めできるのではないかと思う。 指標としては間違いなく割安。ただその割安という意味を、どういう風に捉えるかで評価が変わってくると思う。年単位で投資を考えている人は、是非ご自分で調べて検討してみてほしい。