日経平均の底堅さを好感してか、マザーズにも資金が入りつつある。このマザーズ指数というのは、個人投資家の元気のバロメーターみたいなもので、この指数が下げると、
「今までありがとうございました」
「必ず帰ってくるからね!」
など、きれいな挨拶と共に、市場を去っていく人が大量発生する。逆に指数が上昇すると、
やっぱり俺は正しかったマン
が息を吹き返して元気になる。年初来二桁マイナスだった人がプラス転換したり、塩漬けだった人が解放されたりと、指数の上昇は、株式市場に住む人間達にとっての福音なのだ。個人的には日経の大型株と小型株と、交互に資金が入ってきてる気がしている。消費税増税を控え、日本経済の先行きも不透明な中、年末に向けて上昇基調で行って欲しいと心から願う。というわけで本題。
目次
適当に返事して、正直すまんかった!
以前「サムティについてどう思うか?」と、投資家さんに聞かれたことがあった。その当時はサムティの事業内容や、不動産市況のピークアウトの懸念から、
「あ~、何とも言えないね~。不動産がピークアウトするなら割高。
このままROEとか維持出来れば割安。でも不動産セクターですしおすし。」
と、鼻ホジしながら返答していた。それが、2年前ぐらいの1200~1400円ゾーンだったと記憶している。結果的に言えば、2018年末の下げを乗り越えて、株価はその頃より上がっている。鬼ホ最強!とは思ったが、その投資家さんが今もホールドしてるかは知らない。
サムティは中間・期末、年に二回の配当に!
前期は一括配当だったが、今期からは5月と11月の、
年に二回の配当となっている。
配当金額も、5月の中間配当は35円。期末の配当は42円となっていて金額が若干違うので、利回りにも影響してくる。この点は要注意だ。
優待は株数によって、宿泊割引券か無料宿泊券に!
以下サムティのHPから引用

記載のとおり、持ち株数で優待内容が変わってくる。ハッキリ言って、100株での優待内容は割引券のみなので微妙だ。会社としても「郵送費は変わらないんだから、300株ぐらい買ってよね!」という意思の表れかも知れない。優待内容の使い勝手を考えても、資金があるなら300株は買いたいところ。
直近の業績推移は?
2014年から完全なる増収増益企業で、市況の急変以外は死角も無さそう。EPSも順調に増えていて、好調そのものである。
倒産や減配の心配は?
まず不動産セクターという事で、自己資本比率のチェックは必須。今期は自己資本比率35.7%。一般的な企業に比べると比率が低いのは止むを得ないが、不動産事業でこの程度の自己資本比率があれば、事業がちょっとコケた程度では倒産の心配は無い。
また、2019年1月8日に配当の方針を表明している。発表以降も業績に陰りは見当たらないので、減配の可能性も低いだろう。
PER・PBR・各種指標をチェック
※9月24時点
連結PERは8.1倍 この業種なら、まあ普通
連結PBRは1.12倍 この業種なら、まあ普通
連結ROEは16.88% 儲かってる数値なので合格
キャピタルゲイン狙い?インカムゲイン狙い?
今日付けの株価は1,886円。

終値ベースでの11月配当利回りは、2.2%(期末のみ)
300株以上の優待利回りは、3.1%(期末のみ)
チャートも右肩上がりで、11月に向けて年初来高値を更新しそうな勢い。
典型的な順張りチャート。
サムティのここが良い!
前述したとおり、サムティの期末総合利回りは約5.3%。
が、
配当金のように、約20%税金が引かれてしまうのとは違い、
優待の宿泊券6000円相当は、そのまま使用してしまえば税金はかからない。
なのでガチでホテルを利用する人からすると、お得度がグッと増す。ちなみにヤフオクでの落札平均額は2000円程度なので、出来れば使用したほうがお得と言える。事前に優待を取得してデートで使い、彼氏や彼女とイチャコラするのもありだろう。ただし、そういう報告をわざわざしてきたら、このブログは出禁にします(鬼モード)
サムティを購入するに当たっての注意点
前述したとおり、
1 中間と期末で配当金額が違う
2 割引券や宿泊券がもらえるのは期末のみ
3 株数によって優待の中身が変わる
この点に注意して、投資をして欲しいと思う。特にホテルを実需で使う人にとっては、投資妙味が増すと思う。投資は自己判断でお願いします。