SNSで「ヤリ手ジジイさんの、中小型株の選び方を教えてください!」と聞かれた。たしか、結構前にも同じような事を聞かれた記憶があるのだけど、その都度忘れてた。だって、
20~30代の株女子専用ブログなのに、対象外の男から聞かれてもやる気が出ねえなあ!
しかし、ふと
「この人が将来大物になったら、何かおこぼれにあずかれるかもしれない。インフルエンサーになって、特選銘柄とか教えてくれるかもしれないしやすしきよし。」
でも、数年でいなくなるかもしれないしやる気でねーなー!と我に返った。
しかし、また、
「この人が同世代の美人女子をオフ会に連れて来てくれるかもしれないし、知り合いに美人がいなかったら絶縁すればいいだけだし、あんまりリスクはないな、うん。」
と思い始め、
「よし、思い切って教えるから、良い投資家になって俺にリターンをくれ\(^o^)/」
と心の中でつぶやいた所までが、今日のハイライト。というわけで本題。
目次
株の選び方に正解はない
株の選び方というのはその人の生き方と同じで、誰一人同じものはない(きっぱり)。仮に人を集めて、ある程度同じ条件・同じ資金で銘柄を選べと言われても、おそらく全株一致するということはないと思う。
それぐらい考え方というのは千差万別で、逆に揃えようと思う方が難しい。また百戦百勝の投資家などTwitter上でしかありえないし、むしろそういったことを自慢する人は、最後に足元をすくわれて終わるのがオチである。
今回は、ヤリ手ジジイが実際に身銭を切って試してみて成果があったパターン、これについてざっくりと説明する。前述したとおり、なんら他者との優位性があるものではないということを心に留めて読んでほしい。
私もまだまだ未熟だが、そんなに知りたいならちょっとだけよ
何だかんだ言って、私も長期投資に切り替えしたのはまだ2~3年ぐらいだ。はっきり言って私よりすごい人はたくさんいるし、参考にならないかもしれない。でも「YJJの事が知りたい!もっと知りたい!」というちょっとイカれた熱烈な方がいるというのも知っている。
特に投資法を言ったところで減るもんでもないし、主要想定読者の20~30代株女子に伝わればいいかなと思いながら書いている。ただ、私が本気汁出しまくって中小型株の選び方を1~10まで説明しようすると、今よりももっと詳細に伝えないといけなくなる。
実際にそれらを全部出そうとしたら、私の生い立ちから性癖~飼っていたハムスターが死んだ話までを含めると、最低二週間はかかってしまうのでここでは割愛する。ニヤニヤ
中小型株に投資をする時は、こういう風に分類する。
~企業のサイズ~ 船のサイズを見極める
一番最初に私がすること。それは企業を船に例え、そのサイズを見極めること。これをもっと分かりやすく言うと、
ボート(一般的な3~4人乗り)

漁船(複数人乗れるやつ)

飛鳥Ⅱ(人がいっぱい乗れるやつ)

というようにざっくりと分けている。
これは、
船の大きさが小さければ小さいほど事業(航行)の安定性は低いが、儲かった時にクラスアップしやすい
という考え方に基づいている。なので、私は飛鳥Ⅱよりも、まだ先行きが分からないボートクラスの企業が大好きだ。
~市場規模~ その船が航行する場所はどこか
また、船が航行する場所を、市場規模に例えている。
池(そこそこの池)

湖(芦ノ湖)

海(太平洋)

航行するスペースが大きい=市場規模が大きい
と考えれば分かりやすい。これを船の大きさとの組み合わせで例えると、漁船で池を航行するには図体がでかい。つまりマーケットが小さいので、仮にオンリーワンの企業(漁船)であったとしても、業績的な伸びしろが少ないと考える。
逆に海をボートで航行しようとすれば、市場規模が大きいとしても、波に飲まれて転覆する可能性が高い。など色々な組み合わせを考える。
市場規模が大きいと、競合も多いので潰される可能性がある。
市場規模が小さいと、将来的な伸びは低い可能性がある。
色々なケースを妄想しながら、自分で考えると結構楽しい。
~船の装備~ 武器はどんなものを備えているか
この装備の部分が、俗に言うビジネスモデルにあたる。これを船に例えると、
最新のレーダーはあるか(他社の分析力)
救命胴衣はあるか(事業が一つコケても大丈夫か)
燃料はたくさんあるか(財務的な安全性)
積載量は多いか(商品をどれだけ積めるか)
ロケット砲は積んでるか(真似出来ない装備)
など、他の船との装備の違いが、航行にあたって差が出るポイントだと思っている。

特に中小型株は、財務面で弱い企業も多い。業績が好調でも少し向かい風になると、平気で赤字になったりする。ビジネスモデルと同様に、安全面(財務)も考慮すべきである。
~天気も大事~ 航行する船の環境
そして、これらを航行する船の天気に例えるとわかりやすい。例えば、
法改正で追い風になったとか、逆に法改正で向かい風になったとか、
船の置かれている環境そのものを見る。
保育園関連で言えば、補助金の金額が大幅に増額になったという環境の変化があれば追い風になるし、介護事業で言えば介護保険の見直しで介護保険料はアップ、支給は減額となれば向かい風だと考えられる。
この環境自体は投資家の側ではコントロールできないので、私は参考程度に考えるが、わざわざ事業環境が悪い所に飛び込むようなことはしない。
物凄いタイプの女性がいたとして、刺青でスキンヘッドの男性と話をしているところにナンパしに行く男はいない。難破しちゃうよ(船だけに)
投資で最後まで順風満帆であることはない
人生も投資も同じだが、最初から最後まで順風満帆なことなんてありえない。
なあ、みんなそうだろう?(思い出して気絶)
そう考えれば、航行の途中にシケ・台風・船の故障・燃料切れ、などいろいろなトラブルがあると思う。それを株価に例えれば、プチ材料が出て大幅高になる時もあれば、なんちゃらショックの影響で大幅安になる時もある。
なので中小型株投資は、かなりの心構えと忍耐が必要とされる事になる。そういったトラブルを乗り越えてでも、目的地のアメリカ西海岸サンタモニカまで到着できるのかどうなのか。それを見極めながら株を保有し続けるのが株主の役割だと私は思っている。
もし、10年スパンでこの投資法に優位性があったら・・・
まあ旅の途中のわけだけれども、もし私がやっている投資法に優位性があったら、一冊の手書きの本(きたねえ字)にまとめて、一冊15万円で売りたいと思う。ただし、素直な株女子にはタダで配ろうと思う。
正直、株でも不動産でも投資の世界自体はとても厳しいのだが、男性投資家一人一人は女性に対しては優しい世界である。私が女性だったら優しい投資家に色々と聞いて、色々と恩恵を受けてみたいと思うが、実際は激しくおっさんなので、ハンデ戦で市場に臨んでいる(震え声)女性投資家は、その恩恵を生かした方がいいと思う今日この頃。